なぜフォトセラピーが必要だったかというと、
血液中にあるビリルビンという物質の処理を促す為です。
通常ならビリルビンは肝臓で処理され、腎臓から排出されます。ですが新生児の肝臓はまだ未熟なのでビリルビンが上手く処理できず、血液中のビリルビン濃度が高くなってしまうのです。
ナースから保育器の使い方、フォトセラピーの注意事項の説明を受けます。
私達が主にすることは
- 赤ちゃんが付けている目のカバーがずれてきたら直すこと。
- ミルクをあげ、オムツを替える。
これらはフォトセラピーの効果が薄れてしまわない様、30分以内で速やかに行う事。
そしてミルクをどれだけ飲んだか、排泄量はどの位かを毎回ナースがチェックします。
勿論ナースは頻繁に回診に来ますが、
それ以外は私達に任せられるので始めは不安でした。
治療が始まり、我が子は保育器に入ります。
泣いているのに見ていることしか出来ないのが辛くて、私も泣きました。
するとナースは
「大丈夫。この保育器の中はとても心地よい場所だからすぐに泣き止むよ。海辺で日光浴しているみたいにね。」
しばらくするとナースが言った通り我が子は泣き止み、寝ている様子。とりあえず一安心。
ですが目にカバーをし、小さな箱の中で青い光を浴びているのを見ているのはなかなか辛いものです。
辛いのはさておき、時間が来たらミルクをあげてオムツの交換をする、の繰り返しを続けました。
目のカバーも体や頭を動かす度にズレるので、何度も定位置に直します。
そして保育器に入って約24時間後、ビリルビンの数値が減り、退院の許可が出たので帰宅することが出来ました。
新生児にはよくある事とはいいますが、いざ黄疸が出てしまうとびっくりします。病院の緊急窓口ではパニック状態でした。
もし黄疸かな?と思ったら私の様にパニックにならず落ち着いて病院に行って欲しいです 🙂